治験は読んで字のごとく、治療の試験です。
治験は厚生省に薬として認められる前の実験段階の薬ですから、治験を行うことによって厚生省の認める検査基準に達して、初めて認可されるのです。
治験を行っている薬の中には、実は他の国ではもう何年も前に認可されて、市場に流通している新薬も存在しますが、日本ではまだ治験の段階でとどまっている薬が多数存在するのです。
これは治験を行った国と、日本では治験の検査基準が違ったり、日本人の体質が違うことからも、治験を行わなければいけないと判断されているためです。
治験は、治験の対象となる薬がどれほど安全で効果があるのか検査するために、似たような薬を数種類用意し、同時に効果の度合いを検査の値で見て判断するのです。
すでに発売されている薬と性能が全く変わらない治験薬は全然意味がありませんので、ここでは治験対象となっている薬が、今ある薬よりもどれだけ優れているのか照明する検査を行うのです。
治験薬は、どの程度の分量を使用することで一番効果があるのかもここで同時に調べられ、治験団体側がそれぞれの分量を、服用した患者の検査結果をそろえてどの分量が、一番適量といえるのか判断できるようにするのです。
治験を行う際には、見た目などは全く変わらないけれど、内容物は人畜無害でなんの効果もないプラセボと呼ばれる偽者の薬を用意して、これを基準に判断するようになります。
治験薬は他の薬と比べるときには、判断基準がおかしくならないために、無作為に情報を選び出し、その情報を基準に判断することが一般的といえるでしょう。
そして治験を行う側の、病院でも治験を行っているのか、もしくは普通の患者なのか分からないように完全に極秘に行われるのです。
これは治験を行っている、プラセボの治験をしているなどと医師側が知っていた場合には、その治験薬の検査結果に人為的な感情が入るからです。
ですから治験を行っている間は実は患者も、医師も全然分かっていないのが現状ですので、より信頼性のある結果が待っているといえるでしょう。